「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の楽曲について〜DAOKOの魅力〜

「打ち上げ花火・・」とDAOKOさん

酷評が多いらしい映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」

流行り物には疎いワタクシですが、高校生の時分に当時最もサブカルチャーに話が合った

スペイン生まれの変わった友人にゴリ推しされて原作を観てから岩井俊二ワールドにハマりました。

「リリイシュシュのすべて」「花とアリス」などの名作を経て、

私史上最高傑作映画である「リップヴァンウィンクルの花嫁」に至る・・ということで、

前置きが長くなりましたが、公開翌日に劇場で観て来ました。

映画の感想はまず置いといて・・

今回取り上げるのは劇中歌を歌うDAOKOさんに注目!

「打上花火」の構成とサビの破壊力について

 

はい出ました。

2017/8/21時点で視聴回数10000万回越えというすでにアニメソングの定番曲の座を手にしたこの曲。

まずアラサーとしてこの曲を聴いた直後に思ったことそれは・・。

ZONEですか・・。

もうZONEというワードが死後(←失礼)となりつつある中、

やはり世代を超えて『夏休み+花火+別れ=鉄板セツナソング』という図式が成り立つのだと・・。

「secret base~君がくれたもの~」も超人気を博したアニメ「あの花の名前を僕達はまだ知らない」の主題歌になってましたよね。

アニメをそんなに観ない私でもこれは観て大変感動。そして刺さる刺さるホワイトベリーZONEの懐かしソングが。

で、本題のこの曲の事。鉄板鉄板鉄板そしてサビで快感そしてまた鉄板鉄板サビで・・という個人的に毛嫌いしがちな構成。

なのですが!このサビの破壊力が強すぎて前後どうでも良い、というかむしろ薄っぺらいくらいの方が引き立って良いくらいサビに渾身に力を込めたパワーソング(←なんだそれ)だと思います。

イントロ・・・ピアノのアルペジオでノスタルジックなメロディのループ。(カタカナばっかりですみません)

そして途中からギターのありがちなちゃちゃが入り・・。

Aメロ・・・しっとり女性Vo(DOAKO)スタート。歌詞は情景がメイン。

サビ・・・そしてこれもありがちなドラム/ベースを2小節ミュートしてから最後に休符(無音)入れてからのドーン!

このサビへの王道すぎる持って行き方と、サビ自体のありそうでなかったキャッチーなメロディ!音符跳ねてますが歌詞は語りかけるようにのびのび歌えます。(カラオケ映えしそう)

そしてノリを作っているのはストリングスのアタック感!

これはカーリーレイジェプセンさんの「Call Me Maybe(コール・ミー・メイビー)」のサビに通じるものがあり、中毒性があります。

このストリングスの強力なビート感がこの破壊力の一端となっているのではないでしょうか。

構成としてはまたおきまりのイントロフレーズが入り、男性Vo(幻師)スタート。

何の特徴もない4小節のブリッジを経てサビへどーん。

Cメロ(BがないからBメロ?)はまさかの輪唱。(カエルの歌みたいなやつです)からのまたあのイントロフレーズ。

そしてまたAメロからのまたサビ。(でも嬉しい。w)

そしてアウトロもらーらーらーって・・結構ひどい終わり方。(←決して批判してませんよ!愛あります!)

最後に。映画を通してみると、DAOKOさんは『なずな』のイメージがありますが、

幻師さんはどうしたって主人公『のりみち君』ではないですね。w 

ちょっとそこは・・。

挿入歌「Forever Friends」

にみるDAOKOさんの魅力

今回のアニメの挿入歌。これが素晴らしい。

私としては先ほどの「打上花火」よりもこの曲を推したいですね。

原作の挿入歌としても使われており、その際はREMEDDIOS名義の女性ボーカリストが歌われています。

英歌詞なので外人さんかな?と思いきや、麗美さんという日本のシンガーソングライターさんのようです。

映画サントラやCMソングを数多く手がけておられ、岩井俊二監督ともよく一緒にお仕事をされているとのこと。知らなかった・・。

原曲は大変良い曲で、特にギターのノイズ音がたまらない。原曲らしくというべきかとても生っぽくストレートな印象。

こういう昭和の曲ってこのギターのノイズ感とかマイクのガサガサ感とか、

古いシンセが哀愁深くて良いんですよね。

だからストレートにカヴァーすると何だかつまらない印象になりがち。

今の機材ってノイズを消しすぎることがあるし、ノイズもあえてのノイズ感っていう感じで、(いわゆるレトロ)ちょっと嘘っぽい感じがすると思うの私だけでしょうか・・。

なのに、なのにです。このDAOKOさんの歌う「Foever Friends」は原曲の良さも残しつつ、飽くまでも懐かしさではなく『たった今の切なさ』を感じさせます。

技術的なことで言えば、息使いが非常に顕著に聴こえてきますよね。これはマイクの発達が功を奏したというか効果的に使っていると言えるのではないのでしょうか。

編曲などどなたがされているのかはわかりませんが、原曲への強いリスペクトを感じます。アウトロが非常に長く、「ん?終わるの?また歌うの?」っていうくらいの伴奏感。

ここも割と同じようにしていて、さりげなく入るホーンも若干強めに出すなど聴きやすくもこの曲の漂わせている哀愁の空気感(岩井俊二を曲にしたような)はそのままに。

欲というか妄想レベルですが、ミュージシャン/編曲家の宮川弾さんが編曲したらもっとバックミュージックが際立って歌と一体となるような。いつか私が死ぬまでにカヴァーしてほしい。

何よりDAOKOさんの現代的ゆるふわウィスパーボイスが非常にマッチしていると感じた曲でした。

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DAOKOさんのルーツはヒップホップなのか?

さて、今回注目したいDAOKOさんですが、wikipediaには『日本人の女性ラッパー』とありますね。

ユーチューブでざっと聴いた程度なのですが、ゆるラップ系の「かけてあげる」などの楽曲以外にも普通の今時ポップスの「BANG!」とか、あまりジャンルにはこだわってない感じがしますね。

どの曲も正直あまり個性を感じるところがなかったのですが、逆に今回のアニメ映画の楽曲でも魅力を感じましたし、

今後も今ドキらしくルーツにこだわりなく“今”に価値を置いたミュージシャンとして幅広く末長く・・と願います。

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ねこた
口癖は「追々」「多分大丈夫」そんなゆとり夫の徒然日記。 これから生まれる(予定)子どものことや男の育休取得について、リアルタイムで綴っていきます。 J-musicレヴューや競馬予想なども。 ハレ(非日常)もケ(日常)も毎日楽しみたい!

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